こころさえ、雲を光を追い越してひるがえる風みずいろをよぶ
雨はやく言葉を奪い流れゆくたどる指先このうすみどり
風だけがよんでいる道二人ぼっち朽葉いろした秘密かぞえる
頬杖の窓辺にあんずの夕陽して奏でる音があればソラシド
白き朝、旅のこころが兆す夜遠くはなれてくちづけを君
あけがたの灰、夢の果て燃え上がるただ永遠は胸を焦がす火
すみれすみれ痣のようにか胸に咲くほのかに香るあこがれ今も
流れ星尾をひいてゆく思い出に銀の knife を沈める夜更け
手のひらに雪は降りしく消えてなおさびしさよりも赤く残るは