雨、雨、雨、やさしく閉じて透き通る春の惑いの Aquarium の
ふるえては芽生えるおもいこの胸のうすきガラスを風のララバイ
よんでいる心を奪い冬の鳥はるか Голос 遠くへどこか
空高くウインドベル鳴りやまず花揺れ惑う風の逃走
胸に寄す波打ち際のボトルメール言葉きらめきあふれだす海
舟はゆく水面(みなも)をすべる花明りまして逢瀬は夢の中まで
陽が射せば若葉したたり誘う窓おさない夢よまたよみがえる
空映すグラスに匂うこのあした水のようにか澄みゆくこころ
あれはひかりあれは虹、涙をふいて君のひとみにゆれるプリズム