2014年10月21日火曜日

葡萄月、そしてダンス



わたしは飲み込んだ、あなたの朝を
くちびるに葡萄は冷たくひかる
あなたの足裏がひるがえって、すべて幻でもかまわない


わたしの森にはもう火が燃えている
白い素足の風が踊る
スカートの裾を揺らし
千年の時のまにまを踊る、ダンス
秋は色とりどりの燃える炎のように


    ね、そばに来て
    わたしの愛はあなたときっと同じ


わたしのギターはやさしくうたっている
樹木には慰めと眠りを
夏の陽射しが恋しくても
わたしには木綿の風が吹いている
素肌にからみつく、あるいは蔓草のように


    ね、キスをして
    あなたの夢はわたしときっと同じ


どこかで誰かが扉をひらく
どこかで誰かが歌をくちずさんでいる


隙間から覗いた青空の残像が
あなたの心に鮮やかな印象を植えるなら


    ね、わたしは確信して
    きっとあなたの目の奥を見る


わたしは飲み込んだ、あなたの夜を
葡萄は冷たくひかる月
そしてあなたの指先をとらえるために、


わたしはステップを踏み続ける、終わらないダンス