悲しい歌を忘れられない
あなたがいつか手をのばす
その先に何があるのか
指先は語る事を知らず ただ
まばたきもせずに一心に見つめる
あなたのあの眼差しが欲しいと思う
風さえも忘れる束の間のとき
あの蒼みを帯びた窓に光が射し
わたしの見ているすべてが
鮮やかに色づいて来る
それを季節のせいにしている
何も気づかぬふりで
窓辺の小鳥を逃がすように
あなたをそっと遠くに放したい
あなたは空高く舞い上がり
やがてはじめての雨になる
きらきらと光りながら降りそそぐ
わたしはその雨に打たれたいと願う
たったひと雫だけでも受け止めようと
残されたわたしの指だけがもえて
問いかけの言葉はいつか呑み込まれてゆく
ダナエ ダナエ
手をのばせばあなたが近くにいるのに
触れる事さえためらっている
あなたがいつか手をのばす
その先に何があるのか
指先は語る事を知らず ただ
まばたきもせずに一心に見つめる
あなたのあの眼差しが欲しいと思う
風さえも忘れる束の間のとき
あの蒼みを帯びた窓に光が射し
わたしの見ているすべてが
鮮やかに色づいて来る
それを季節のせいにしている
何も気づかぬふりで
窓辺の小鳥を逃がすように
あなたをそっと遠くに放したい
あなたは空高く舞い上がり
やがてはじめての雨になる
きらきらと光りながら降りそそぐ
わたしはその雨に打たれたいと願う
たったひと雫だけでも受け止めようと
残されたわたしの指だけがもえて
問いかけの言葉はいつか呑み込まれてゆく
ダナエ ダナエ
手をのばせばあなたが近くにいるのに
触れる事さえためらっている
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