2023年10月18日水曜日

星のなまえ/夏至祭


 






「星のなまえ」

サーチライト君のまなざし射抜かれて私の愛も浮かび来る海

夜海の波うち際に刻まれる星のなまえを覚えてねむる

永遠の星を探してしずむ船嵐の海に記憶もろとも

また今宵夢が輝き消えてゆく私もいつか堕ちて流星

ひそやかな光でもいいこの胸に息づく星を秘する黄昏

「夏至祭」

燃えながら灰のなかから生まれる鳥その目にうつる火祭りの夜

名前なき舟ならばただ漂うか海に溺れて星があかるい

不確かさそれのみ満ちる雨のごとうすい胸にも染みる薔薇こう

六月の火よ焼き尽くせこのこころ真昼は今も熱を保って

草いきれ、が絡みついてはなれない夕べの意味を奥処おくかに刻む


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